もしクリご飯を作ったら、おかずは何がいいだろう。勝手な私見ながら、サンマの塩焼きはどうだろう。
 と考えながら、仙台朝市を歩いていたら、クリはともかくサンマがおかしい。「大1匹200円」という値札の店をのぞいて驚いた。ことしは「大」でも、いつもの年ならせいぜい「中」。
 この秋のサンマは間違いなく小ぶり。「例年なら体長30~31センチが最も多いが、ことしは29~30センチで1センチ程度短い」とサンマに詳しい漁業情報サービスセンター(東京)の渡辺一功(かずよし)・漁況グループリーダー。重さはもっと違う。
 去年の今ごろは1匹150~160グラムが中心だった。「それが今は130~140グラム」(渡辺さん)。餌不足だったのか、北の海でたっぷり太れないまま見切り発車で南下したらしい。
 三陸沖の漁場でサンマが捕れ始めるのは来月中旬から。北海道から東北の沖合へ群れが移ってくるころには、もうちょっと肥えているとありがたい。クリもサンマも取りあえず、できるだけ大きい方が食欲をそそってくれる。

(2015・9・29)